冷蔵庫の中を クジラが泳ぐので 朝からジュースが飲めない のだが、扇風機の 掃除をしているうちに 付け合せの菜っ葉は 鮮やかに茹であがり もう夏ではない、と 人が三人おしゃべりする
伸ばした舌の先に ビルがある 冷たい窓枠の、震える 階段のない腕で わたしたちは穴を掘った 積乱雲の静寂に 茂る葉が わたしたちのホームあと少し、かな。
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