2005-01-01から1年間の記事一覧

続き

丘の上に立って色の無い偏差値について語ろうとすると バナナの風が熱帯雨林の方角から吹いて 学習ノートの文字は穏やかに飛ばされてしまった間違えることなく世界にはたくさんのリビングがあって たくさんの人々が正確に呼吸の真似事をしている その隣にあ…

久しぶりに

丘の上にたって色の無い偏差値について語り始めると バナナの風が熱帯雨林の方角から吹いて 僕らの日記の文字は穏やかに飛ばされてしまう間違えることなく世界にはたくさんのリビングがあり それは決して間違いではないのだけれども たくさんの人々が呼吸の…

放置

すっかり放置でした。 一日一詩もだめな状態。 うむむ。 ということで、何かないかね、ネタ。 頑張って今日から三行日記でも書きましょうか。

今日の一日一詩

今日の一日一詩はpoeniqueのゴルに提出しました。 のでこちらにはアップしません。

今日も

R子さん見てますかー メール読みましたよー と手を振ってみる。見事に文字化けしていました 文字化けしてどうなったかというと まだなってません 議場で私たちは深く愛し合い お互いの身体のいたる所を弄り合い 底辺かける高さわる2 三角形の面積はどこにい…

なんとなく

せっかくの雑記だから、もっと自由に詩でも書いてみようかね。 どーせ人目に触れるわけでもないし。 よし、以降どこにもアップせず、ここだけの公開のものはタイトル を「雑記」としよう。 メロンパンが破裂して 扉が開いた 向こう側には 名前の知らない海峡…

四日間留守に

俺の死体が落ちていた パンツの中だった パンツは汚れていた パンツは洗われてなかった おまえによっておまえは植木のひとつひとつに 水をやり続け それぞれに話しかける その姿は昔と変わってなかった 昔と変わることなく 俺のパンツは洗われてなかった お…

今月から心機一転

とりあえず一ヶ月かかったけれど100書きました。 今日から心機一転。 一日一詩。 それもまた何の意味もないけれど。 干からびたい。かのように書きたい。 女は唇で思い出そうとする 感情的な林檎 その干からびた意味の飛沫を けれど壁はどこまでも 地平線…

無理だった

気がつけば 鳥かごの中には鳥がいる けれど気がつかないので いつまでたっても鳥はいない 何故こんな仕打ちをしてきたのだろう そろそろ気がついても 良いころかもしれない そう思うと 鳥かごの中にはいつも自分がいる 部屋に突然インドがやって来て 勝手に…

何とか今月中に

空から降りてきたつり革に 僕はつかまっている どこか遠くの国では つり革につかまりたくても つかまれない人がたくさんいるのに これはいったい何の手続きなんだろう 走馬灯のようによみがえるのは 雨戸の開け閉めとか 芯の取替えとか そんなことばかりなの…

あと8個

朝から君の背中が 海になってる 掻いてあげると さざ波が立って 指先が塩味の濡れ方をする 肩甲骨のあたりには 美しい砂浜が広がり 明日の今ごろには 僕は僕の形をしたまま 打ち上げられているのだろう 気持ちいい? 我ながら馬鹿なことを訊いたと思ったが …

ロッテ王手!

人が書置きをしているとき 僕は眠っている 僕が書置きをし始めると 人はどこに行ってしまうのだろう 外に向かって 私は開かれた窓だが 空の答えをまだ知らない

ロッテ、先勝!

穴の開いた公務員が 左手をその穴に通しながら 僕の書置きを右手で審査している 窓口、とは名ばかりの 窓の無い唇から溢れる言葉は どれもこれも優しいが 何一つとして救いではないし とどめでもなかった 手続きは粛々と進み すべてが終わると 入口と書かれ…

今日もいきます

朝、棚の上で 人形が倒れていた 昨晩小さな地震があった ふと目が覚めて 気にも留めなかったが 人形が倒れるには それで充分だった 家の者が起きてくる前に もとにもどしておくと 地震のことには 誰も触れなかった 夜の更ける頃 君の身体から 今までに聞いた…

あと19個

犬をなくした 首輪が転がっている トビウオの胸ビレを集めすぎて 子供はもう失うことを覚えている 何故だろう 夕日の話ばかりしてしまう 夕方になると 音も無く今 指紋がうそをついた 電話ボックスの中で きみはどうしたら良いのかわからない 電話ボックスに…

80書いた、ぞ!

縄跳びの回数を 数え間違えて 少女はずっと 八回を跳び続けている こっそりと開いた扉 の向こうでは 誰かが春の欠伸をしているところどころ抜けてるけど、80書きました。 本館「こっそりと詩」にアップしてます。

いきましょうか、ふう。

お座り、が得意でした お手、もしたし おかわり、も覚えました 僕は悪い親でした 明日が卒業式です 電車は電力をなくし いつしか犬が 車両を引くようになった 町にひとつしかない駅を 特急が犬の速度で通過する それでも当時の名残で 誰もが 電車、と呼ぶ 白…

続くぞ

漢字練習帳に 死体。死体。死体。 と書き綴った日が 確かに私にはあって そのことで 私の何も痛まなかったし 痛む必要などなかった 今こうして あなたのうっすらと冷たく 懐かしい身体に 触れようとすると 届いた荷物には 「過去」 とだけ書かれていた 煮て…

あと29個

以下ひとつは頭だし。 誕生日なので飛行機に乗り どこか遠くに行こうと思いました 幾つかの交通機関を乗り換え 大きな空港に着くと ロビーには既にたくさんの人がいて みんな今日が誕生日なのだ、と思うと ふう。最近凄いペースダウン。 こればっかり(笑) …

一個抜けてるけど

夕べ着ていたパジャマと 同じ色をした霊柩車がゆっくりと走り そのうしろを枕と同じ姿の人たちが 僕の遺影をもってついて行く これは夢なのだ すぐにわかりはしたが 夢から覚める方法を思い出せないまま 最後尾に並ぶ 彼女がカメを連れて遊びに来たので 二人…

ただ今66個

男の人と女の人が 投入口から コインを次々と入れていく いろいろな形や大きさの コインがあるというのに いつまでたっても 必要な金額に達しない 側では二人の子供だろうか 小さな男の子が所在無さ気に 蟻の行列を見ている とてもわかりやすく言えば 僕はそ…

今日も行くぞ!

長い廊下の一番奥では 補欠部員の僕が 練習です 足と耳のバランスが悪く あとは残りの 手と声も まだなれてません もうひとつの一番奥では レギュラーたちが 乗り物から降りるのが見えます 彼らはすっかりなれていて その悲しみも 背負っているかのようでし…

あと40個

そんな幸せ が転がっていて 小人たちが 拾い集めている あの時 霧雨に濡れていたのは 何だったのだろう 静かな 壁の近くでとりあえず今日は書けそうにないので、寝ます。

ただいま51個

他所様の庭で 席替えは続けられて 友だちはまた沖へと 流されていく 奥さんと娘さんは まだ栗の皮を剥いていますか 黒板けしをきれいに叩くと 新しい学期は もう始まっている 手足が絡み合って 体操をなくした 途中、味のしない 地下鉄に追いかけられた この…

ふう。

手に触れるすべての 温度と湿度が いつもより優しく感じられる マリオをやれば たくさんコインを取れる気がする 喪服に袖を通す 今日はもう 泣かずに済むのだと思うとりあえず半分。そうそう、うみねこさんに「こっそりとショルダー・クロー」の批評をいただ…

むむむ

街は保とうとする私たちの外形 私たちは不規則に 膨張を繰り返すものの総称 ほのかな光を発し 自分自身の中を飛行する寂しい 、の電力を運ぶため 送電線は走る 路上に放置されたコンクリートの破片 私たちの記憶はその中にあり 私たちはその中にいない 男は…

新しい朝が来ない

これは東三丁目に行きますか 本の表紙に描かれた バスの絵を指差しながら 初老の女性が途方に暮れている 小さい頃によく遊んだマリコちゃんに 会いに行きたいのだと言う マリコちゃんにどうぞ、と グレープフルーツを差し出すと 女性は嬉しそうに微笑む どこ…

小手先

うーん、以下1個は頭だし。 どこにもおちていかない。 これは東三丁目に行きますか 本の表紙に描かれた バスの絵を指差しながら 初老の女性が途方に暮れている 小さい頃によく遊んだマリちゃんに 会いに行きたいのだと言う ここまでで44個。残り56個。 …

残り57個

ふう。1日で100書こうと思ったけど、既に6日間が経過。 言葉を溜め込もうとしてるからだろうな。 続くったら続く。

今のところ

以下一つは頭だし。 好きなものを頼みなさい 娘にメニューを渡す ここまでで43個残り57個 大工さんたちが私を囲んで 私をはがしたり 何かを取り付けたりし始める リフォームをするのだと言う 頼んではいない、と抗議すると 家の人に許可をいただいてます…