2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

その海から

馬は海を見ている その尾にはランプのように 灯がともっている 側にある待合室のソファーでは 妹のいない人が 妹のいない話をしている

選挙

選挙行ってきました。市民会館の大ホールを ゼリーは満たしていた 屋外では雨が 土埃の匂いを立てている 観客の思い浮かべる風景は みな違っていたが 必ずそれはいつか 海へとつながっていた 雲のお墓に 壊れた自転車を捨てに行く 途中、虫の社宅に 陽光は惜…

とりあえず

「その海から」あと60。 ちょっと小休止。

ねこそぎ

タイトルに意味はないけど。りんごの中で少年たちが キャッチボールをしている りんごの味をまだ 言葉でしか知らない やがてボールだけが意味となり りんごの中を転がって行っても 少年たちはまだ知らないのだ 本当は自分自身が 言葉であるということを 男は…

ふう

最後の一滴の言葉を殺すまで。首府は雨季をむかえていた 人と同じ生き物が 街中のいたるところで 影をつくっていた 皮膚病の犬がかわいそうに 水をたくさん飲んでいる 地主を名乗る男の さっきからうるさい、瞬きが

残り70

昨日、家に 好き嫌い、が遊びに来て好き嫌い、をたくさん言ってサルとワニの 追いかけっこは果てしなく続き以下同文 のような笹舟に乗って 少し遭難していた どこまでも伸びる 手、そして それに附随するものあやふやなものばかりを 僕らは大事にしてしまう…

書きましょう

針葉樹林に雨 人々の労働は原型を留め たしかに僕の手は 何かを働いていた カウンターにライス 針葉樹林に雨 生きる、の発音が うまくいかない 水槽と同じ匂いの犬が 古ぼけた庭を走り回っている無言で門扉を直す豆腐売りの 懐かしい肩だけが見える他がどう…

今日も

朝、一人の銀行強盗が なくした僕のブランコを 届けに来てくれた 特に困ったいたわけでもなかったが なければないで 少し不便にしていた 花びらが後から 僕の名前を呼んだ 他の名前を呼ばれても たぶん気づかなかった 何も無い、 があった空から 何も無い、 …

なんか知らんけど

カレンダーを見ると 夏の途中だった 日付は海で満たされていた 子供だろうか 小さな鮫が落ちて 少し跳ねた 恐くないように 拾って元に戻したなんか知らんけど、はてなの仕様が変わってるなあ。ポイントとかつけられるみたい。かってがわからないから、自分の…

100書けるかな

ジャングルジムの上で 傘の脱皮を手伝うまたやってくる 次、のために海水浴の帰り道 人の肌が一様に濡れている 宿泊棟の窓から 上級官吏が風船を投げたはたしてあれは 誰の幸せだろう僕は時計のように 口を開けて立ってる ピアノを弾くと 鍵盤がしっとりと柔…

粛々と

青ヤギと赤ヤギが 白ヤギと黒ヤギの 噂話をしていた水は既に顎のすぐ下にまで 押し寄せていた目の高さにまで日は落ち 世界は美しいのかもしれない と思った明日も牧草の良い匂いが 嗅げる気がした 空に向かって開かれた傷口から 無数の鳩が飛び出していく い…

大きな地震

壁から男が出てきた 男はその日 壁を直した僕から男が出てきた 男はその日 柿のようなものを触っていた 新潟県、長野県で大きな地震があったようですね。千葉も大きな横揺れがありました。紙の港から出航した 一隻の船を 雌カマキリが 美味しそうに食べた石…

いろいろと

水道管に 飛行船が詰まった紙 その向こうに また紙は連続する帰って、今日は 幼いから 同人用にいくつか書き溜めておいたけど、そのまま寝かしておいても賞味期限切れちゃうし、公開しちゃおうかな。 ↓は違うけど。↓はいくつか書いたらまとめて公開する詩群…

書きます

歯茎から煙突が生えて 子供たちは砂場の砂を 壊し続けた 栞だと思ったら あなたの目だったので どこまで読んだか わからなくなっていた

書くか

階段で数名の男と女が アメリカ式のパーティーをしているそれがいったい どこの国のアメリカだったのかアンクル・ボブの人差し指に アキアカネが止まった

同人

同人の件は流れそう。まあ、気長に。鳥は籠の外にいた 人は籠の中にいた籠は夕日海はいつものように 言葉で濁っていた

PJ巻頭詩

PJの巻頭詩になってる貝吹明さんの詩が凄く良いので是非に読んでみてください。掲載期間は7月9日(月)のお昼くらいまでと思われますのでお早めに。

同人

運良く、同人に潜り込めそうです。このままでも手詰まりになりそうなので丁度良かった。

おさがわせしました

Tsu-Yoさん、お気遣いありがとうございました。 結果から言って、よくわからんけど、癌でも結核でもないので しばらく様子を見ようということでした。 影も若干薄くなってきているということでした。 いろいろとガタも来てます。更年期かな。

短歌

光合成が不得意の僕らにもまた夏の陽が落ちるのだろう