100書けるかな

ジャングルジムの上で
傘の脱皮を手伝う

またやってくる
次、のために

海水浴の帰り道
人の肌が一様に濡れている

宿泊棟の窓から
上級官吏が風船を投げた

はたしてあれは
誰の幸せだろう

僕は時計のように
口を開けて立ってる


ピアノを弾くと
鍵盤がしっとりと柔らかくて
むかし手をつないだ人の
指に似ている
かいているのは本当に汗だろうか
ハンカチで顔を拭いても
パイプ椅子のような感じしかしない