いろいろと

水道管に
飛行船が詰まった


その向こうに
また紙は連続する

帰って、今日は
幼いから

同人用にいくつか書き溜めておいたけど、そのまま寝かしておいても賞味期限切れちゃうし、公開しちゃおうかな。
↓は違うけど。↓はいくつか書いたらまとめて公開する詩群。

尻尾だけを残し
豚たちは行く

残された尻尾は
光らない蛍のように
ただ空を飛んでいた

わたし、は
ひとり、のそばで
草時計を編む

ショウリョウバッタ
その隣に他のバッタの亡骸
その隣に曲がった草の形
隣に朽ちた部品
そして断片
人と呼ぶには確かに
遠いところだった


箪笥の引き出しを開けたまま
男は寝た

朝起きても
引き出しは開いていた

七時の時報を聞いて
男は部屋を出た

引き出しはどうしたのか
終日
そのような感じだった

俳句

通過する台風の目を犬と見た

紫陽花がたくさんのいろ人みたい