多投稿


(短歌)

詳細は後ほど、と言ったきり夏の間に報告はなかった

二度目の稟議書が読まれることなく机の上に放置されてる

 
うぎゃあ、などといいつつ、また単独で投稿しちまった。
良識の範囲内で粛々とやります、とほほ。
 
うわあ、まともに読んでなかった。
Tsu-Yoさん
ひさびさのヒット。


白い牛が見たいというので
柵のところまで連れて行った
ちょうど啼いているところだった
それから事務室に戻り
酪農の歴史についての本を
書庫から持ってきて
約束どおりに貸し出した
ありがとうございます、と
二人とも少し汗をかいていた


地下鉄の運転手は
地下鉄ではない列車に乗車していた
もちろん乗客としてだが
海をたくさん見た帰りだった
家に着けば
洗面所の切れた電球が
また気になるだろう


どこが一番遠いのか
目を細めた
造船所の短い昼休み
何かのコンクリート
名刺のような
紙切れがはさまってる

多投稿対策も兼ねて小詩集「言い訳」として10個ずつ投稿していくことにした。
これなら二日に一つの感じで済みそう。
「くんれん」はあと一つか二つかな。「制度」のときもそうだったけど、結局遠隔をなぞっているだけで、核心めいたところにはいっこうにたどりつけない。これは「くんれん」や「制度」に限った話じゃないけれど。
そろそろ詩集を出したいな。そんな大げさなものじゃなくて、「もらぽえ」に数冊置く程度のものでいいや。
現代詩フォーラムでも手づくり詩集を手がけてる人もいるみたいだし。