2007-08-21 DIVA 木陰に砂糖菓子のような 駅をつくって 少女は列車を待っていた関連づけられるものと 関連づけられないものとが 交互に、時には順序をかえて やってくる 皮膚に触れば それは風のことだと思う力なく首のくずれる子犬は 数少ない死の経験であり やがてはそのうちのひとつ になるにちがいなかった列車が来るまで 少女は歌った 楽しげな童謡もあったが 知っているすべてを歌った