やるせない

広島の女児殺害。判決、無期懲役。やるせない。許せない。

昨日触れたエドワード・ゴーリー「おぞましい二人」。考えさせられます。その内容、というより、作品との関わり方、について。正直な話、感動しました。もう一度。感動しました。何に感動したんだろう。決して許される犯罪ではありません。淡々と語られる二人の物語に、何かを見つけたような。「錯覚」。のようなもの。
つまるところ、これが先ほど冒頭に述べた広島女児殺害事件。の話だったらどうだろう。地下鉄サリン。麻原の話だったらどうだろう。同じように淡々と描かれていたら感動しただろうか。同じ時代を生きている自分には生々しすぎる。受け取り方も全然違う気がする。さてさて、考えてもよくわからないぞ。キーワードと思われるもの。「記録」「物語」「時代」「痛み」「傍観」。うまく語れない。ただ、「記録」これ結構重要なような。これを考えないと、恐ろしく陳腐になってしまうような。